2025年の海の日はいつ?意味や歴史・楽しみ方まとめ

2025年6月27日
2025年の海の日はいつ?意味や歴史・楽しみ方まとめ

夏の三連休にふと目にする「海の日」。
実はこの祝日、日本にしかない特別な意味をもっています。

海に囲まれたこの国で、私たちはどれほど海の恵みに支えられて暮らしているのでしょうか?

この記事では、2025年の海の日の日付や由来、なぜ日付が変わったのか、そして海とふれあう過ごし方までをわかりやすくご紹介します。

海の日とは?

海の日は、日本が海に囲まれた国であることを意識し、海の恵みに感謝する日として定められた祝日です。正式には「国民の祝日」として、毎年7月の第3月曜日に設定されています。

この日は、単なる夏の連休ではありません。海を通じて受けてきた恩恵――たとえば、食べ物、物流、文化の交流など――を振り返ることで、海の大切さをあらためて感じる機会になります。

さらに重要なのは、「海の日」は世界でも日本にしか存在しない祝日だということです。国レベルで海への意識を高めようとしているのは、海洋国としての自覚のあらわれです。

この祝日は、1996年に正式に導入されました。当時は、夏の観光や地域の活性化も意識されており、ただの文化的記念日ではなく、「生活に根ざした制度」として設計されました。現在では、全国で「海の月間」や関連イベントも展開され、環境問題や海洋保全への関心を広げる役割も果たしています。

2025年の海の日はいつ?休みのスケジュールは?

2025年の海の日は7月21日(月)です。この日は「7月の第3月曜日」にあたり、カレンダー上では三連休の最終日になります。

このように海の日は、固定の日付ではなく、毎年変動する「移動祝日」です。これは「ハッピーマンデー制度」によるもので、月曜日に祝日を移すことで週末とあわせて連休をつくりやすくしています。

そのため、2025年の海の日に合わせて、7月19日(土)〜21日(月)が三連休になります。夏のレジャーや旅行の計画を立てるにはちょうどよい時期で、多くの人がこのタイミングを活用して海や自然とふれあう機会を楽しんでいます。

ちなみに、もともとの海の日は7月20日でした。ですが、より多くの人が休日を有効活用できるようにという意図から、2003年以降は現在の形に変更されています。

海の日の由来:なぜできた?いつからできた?

美しい青空と穏やかな海が広がる風景。奥には山々がそびえ立ち、海岸には港の様子も見えます。この景色は、海の日の特別な一日を思い起こさせ、私たちに海の大切さを再認識させます。晴れた日には海を楽しむ人々が訪れ、自然の美しさを堪能しています。海は私たちの生活に欠かせない存在であり、海の日を祝う素晴らしい機会です。

海の日は、海を通じて支えられてきた日本の暮らしに感謝し、その重要性を広く伝えるために制定されました。正式に国民の祝日となったのは1996年ですが、その背景には長い歴史と市民の声があります。

始まりは1876年(明治9年)。明治天皇が灯台視察船「明治丸」で東北を巡幸し、7月20日に横浜へ無事帰港された出来事が記念日となりました。この航海は、日本の近代化と安全な航海技術の象徴とされ、後に「海の記念日」として定着していきます。

そして1941年(昭和16年)、当時の逓信大臣・村田省蔵の提唱により、「海の記念日」が正式に制定されました。

その後、1959年から複数回にわたり、海事関係団体や市民による祝日化運動が展開されます。全国からの請願や、1000万人以上の署名運動が行われた結果、ようやく1995年に法律が成立。翌1996年7月20日に、はじめての「海の日」が祝日として施行されました。

さらに2003年には、「ハッピーマンデー制度」により、7月第3月曜日に変更されました。

つまり、海の日は歴史と市民の声から生まれた祝日であり、単なるイベント日ではなく、「海と生きてきた日本の歴史」を象徴する日なのです。

海の日が変わった理由は?

海の日の変化はこれまでに2回あります。1回目は2003年、「ハッピーマンデー制度」により7月の第3月曜日に変更。2回目は2020年と2021年、東京オリンピックの影響で日付が一時的に移動しました。

2003年「ハッピーマンデー制度」による変更

それまでの海の日は毎年7月20日と固定されていました。この日付は明治天皇の航海にちなんだ「海の記念日」をもとにしたもので、歴史的な意味が重視されていたのです。

しかし2000年代に入り、政府は祝日を月曜日に移動させる「ハッピーマンデー制度」を導入しはじめました。これは、「働き方改革」の前身ともいえる取り組みで、国民が連休を取りやすくなるようにすることが目的でした。

その一環として、海の日も2003年から「7月の第3月曜日」に変更され、三連休の一部として定着することになります。

この変更によって、観光業や地域イベントへの波及効果も期待され、今では「夏の連休」として多くの人に認識されるようになりました。

2020年と2021年の東京オリンピックによる一時的変更

もう一つの変更は、やや特別な事情によるものです。2020年と2021年の2年間、東京オリンピックの開催に合わせて祝日が一時的に移動しました。

本来であれば2020年の海の日は7月20日(第3月曜日)でしたが、オリンピック開会式の直前に多くの人が休めるように、2020年は7月23日(木)、2021年は7月22日(木)に変更されました。

このような日付の移動は、特例法に基づいて行われる一時的な措置であり、カレンダーに反映されず混乱を招くケースもありました。

ただ、国のイベントや国際的な事情によって祝日が動く例として、記憶に残っている人も多いはずです。

海の日に、何をする?

海の日にふさわしい、美しい景色が広がる桟橋の風景。穏やかな海の水面に映る青空と、周囲の緑豊かな島々が印象的です。桟橋はまっすぐに伸び、訪れる人々を自然の美しさへと誘います。海の日を祝うための完璧なロケーションで、静かなひとときを楽しむことができます。

海の日は、海を感じ、海を知るきっかけをつくるのにぴったりな祝日です。


全国で開かれるイベントに足を運んだり、海のことを知るきっかけをつくったり、海にちなんだ体験を楽しんだりと、さまざまな過ごし方があります。

せっかくの三連休を、海にまつわるテーマでちょっと特別な一日にしてみるのはいかがでしょうか?日常の中では見過ごしがちな「海」という存在を、身近に感じるチャンスです。

全国で海の月間イベント

海の日が含まれる7月は、「海の月間」とされ、全国の港町や海事関連施設で特別なイベントが開かれます。

例えば、港での自衛艦の一般公開、海洋博物館の入場無料デー、親子向けのワークショップ、漁港での朝市などが代表的です。地方によって内容はさまざまですが、どれも「海の役割」や「海の魅力」を楽しく学べる内容になっています。

自治体や観光協会のWebサイトで「海の月間 イベント ○○(地名)」などと検索すれば、近くの催しを見つけることもできます。旅行や帰省に合わせて立ち寄るのもおすすめです。

海を知るきっかけ

海の日は、ただの休みではなく、海について考えるチャンスです。
「なぜ日本にしか海の日がないの?」「海ってどんな働きをしてるの?」という疑問から始めてもいいのです。

海の役割は、魚や貝を食べるだけではありません。船で物資が運ばれ、私たちの生活を支えてくれているインフラでもあります。最近では海洋プラスチックや環境問題も注目され、ニュースやドキュメンタリーを見ることで理解を深める人も増えています。

この祝日をきっかけに、海と自分の生活とのつながりを「知識」として一度見直してみると、意外な発見があるかもしれません。

海にちなんだ体験

もし時間が取れそうなら、実際に海へ出かける体験型の過ごし方もおすすめです。

浜辺を散歩する、砂浜で貝を探す、地元の魚を食べに行く、船に乗ってみるなど、難しい準備はいりません。自然に触れるだけでも、海の広さや力強さを肌で感じられます。

また、自宅でできることもあります。海をテーマにした映画を観たり、海産物の料理に挑戦したり、子どもと一緒に「海の生き物図鑑」をつくるのも楽しいひとときになるでしょう。

海の日は、海を感じながら心と体をリフレッシュするための祝日です。
でも、家の掃除が気になってゆっくり過ごせないという人も少なくありません。

そんな時は、Narwalに任せて、家事の負担を減らしてみましょう。

Narwalロボット掃除機は、留守中でも遠隔操作ができ、自動で部屋をきれいにしてくれます。掃除の手間を気にせず、予定に集中することができるので、休日の過ごし方が大きく変わります。

この海の日は、海と向き合うだけでなく、自分の時間とも向き合う日にしてみませんか?掃除を手放すことで、本当に大切な時間を取り戻せます。

ロボット掃除機がフローリングの上を掃除している様子。部屋の一角で、カメラを持った人が掃除機を見守っています。海の日を迎え、海をテーマにした清潔で気持ちの良い空間を楽しむため、日常的な掃除が効率良く行えることの重要性を感じさせる一枚です。

今あらためて考える海の日の意味

日本は四方を海に囲まれた国です。

意識することは少なくても、日々の暮らしの中で海に支えられている場面は数えきれません。

食卓に並ぶ魚介類、海外との物流、海辺の風景――そのすべてが、あって当然のものではないということに、ふと立ち止まって気づかされるのが、海の日なのかもしれません。


気候変動や資源の枯渇が叫ばれる今、海からの恵みをただ享受するだけでなく、未来に引き継いでいく責任も私たちは背負っています。
それは決して特別な人だけの役割ではなく、一人ひとりが暮らしの中で「選ぶこと」「減らすこと」「守ること」を意識するだけで、確かな一歩につながります。


Narwalもまた、自然に負荷をかけない生活を目指すという視点から、製品づくりのあり方を問い続けています。それは、きれいな部屋を保つことと同時に、きれいな地球を守りたいという意志の表れでもあります。