無垢フローリングの手入れ完全ガイド|NGポイントとコツ

2025年8月6日
無垢フローリングの手入れ中に、壁際までしっかり掃除するロボット掃除機の様子。お手入れのコツを実践。

無垢フローリングの手入れは、憧れるけどちょっと不安──そんなあなたへ。実は、ほんの少しの知識とコツだけで、無垢材の美しさはずっと守ることができます。

この記事では、まず「無垢フローリングの手入れは本当に大変?」という素朴な疑問に答えながら、塗装別に異なる手入れ方法を詳しく解説します。さらに、絶対に避けたいNG行動と、毎日できる簡単なコツまで、順番にわかりやすく紹介。

無垢フローリングの手入れは本当に大変?

実は、無垢フローリングの手入れは思っているほど難しくありません。

確かに、無垢フローリングは自然な木そのものを使っているため、水や汚れ、乾燥には少し注意が必要です。でも、特別な道具や難しい作業が必要なわけではなく、ちょっとしたコツさえ知っていれば、毎日の暮らしの中で十分きれいな状態を保つことができます。

塗装別に無垢フローリングの手入れ方法

明るいオフィス空間に映える無垢フローリング。日常的な手入れで美しさを保ち、清潔感ある印象を演出。

無垢フローリングの手入れは、実は塗装の種類によってやり方が少しずつ変わります。

ウレタン塗装がされている床なら、汚れにも強く、普段の掃除機がけや乾拭きだけで十分。反対に、自然塗装や無塗装の床は、木が呼吸する分、もう少しこまめなお手入れや湿度管理が大切になります。

ここでは、ウレタン塗装・自然塗装・無塗装、それぞれの特徴と、それに合わせた正しい手入れ方法についてわかりやすく紹介していきます。

ウレタン塗装の手入れ方法

ウレタン塗装の無垢フローリングとは、床の表面に透明なウレタン樹脂の膜をコーティングしたものです。普段、家具屋さんやモデルルームなどで見かける「つやっとした」「サラサラした」木の床は、このウレタン塗装がされていることが多いです。しっかり膜が張っているので、水や汚れが木の中に染み込みにくく、お手入れも比較的かんたんです。

お手入れ方法

  • 乾いたモップや柔らかい布でこまめに乾拭きする
    毎日の軽い掃除は、乾いたモップやタオルでサッと拭くだけでOKです。ホコリや砂をためないことが大切です。
  • 水拭きは、どうしても汚れが取れないときだけ
    基本は乾拭きで十分ですが、ベタつきが気になるときは、よく絞った雑巾でサッと拭き取る程度にします。べったり濡らすのは避けましょう。
  • 洗剤を使うときは「中性洗剤」を少量だけ
    油汚れなどが気になる場合は、バケツに数滴だけ中性洗剤を入れて薄め、それで拭き掃除をします。最後は乾拭きで仕上げましょう。

また、ウレタン塗装の無垢フローリングは基本的にワックスがけは必要ありません。ただ、「もっと光沢感を出したい」「ツヤツヤした仕上がりが好き」という場合は、専用ワックスを使うことで、さらに美しい見た目を楽しむこともできます。

自然塗装の手入れ方法

自然塗装の無垢フローリングは、表面にウレタンのような硬い膜を作らず、植物由来のオイルなどを染み込ませて保護している床材です。木の呼吸を妨げないため、無垢材らしいあたたかみや、しっとりとした手触りをそのまま楽しめるのが大きな魅力です。

ただ、その分、水や汚れを完全に弾く力は弱くなります。たとえば、コップの水をこぼして放っておくと、木がすぐに吸い込んでシミになってしまうこともあります。まるで人間の肌が乾燥してしまうように、無垢材も時々「うるおい」を与えてあげる必要があるのです。

日常のお手入れ

自然塗装の無垢フローリングの普段のお手入れは、乾いたモップや柔らかい布で優しく拭き取るだけで十分です。

細かいホコリや砂をこまめに取り除くことで、傷つきにくく、表面の乾燥も防げます。掃除機を使う場合は、強いブラシモードではなく、フローリング用の柔らかいヘッドを使うと安心です。

定期的なオイルメンテナンス

自然塗装の床は、使っているうちに油分が抜けて、表面が乾燥してきたり、白っぽく見えることがあります。そんなときは、年に1~2回を目安に専用のメンテナンスオイルでお手入れをしましょう。

手順はとてもシンプルです。

  • 掃除機や乾拭きで汚れを取り除く
  • 柔らかい布にオイルを少量取り、木目に沿って薄く塗り広げる
  • 10~20分ほど置いた後、乾いた布で余分なオイルを拭き取る
  • 塗った後は半日から一日程度、なるべく歩かずに乾かします

オイルを塗ると、木の色がぐっと深まり、自然な艶が戻ってきます。

ワックスクリーナーの利用について

自然塗装の場合、基本はオイルケアですが、専用のワックスクリーナーを使うことも可能です。これは汚れを落としながら軽く保護膜を作ってくれるもので、日常の簡単なお手入れに便利です。

ただし、必ず「自然塗装・オイルフィニッシュ対応」と書かれた製品を選び、通常のフローリングワックスや強力なコーティング剤は使わないようにしましょう。

無塗装の手入れ方法

無塗装の無垢フローリングとは、木材に何の仕上げも施していない、まさに「生まれたままの木」をそのまま使った床材です。表面に膜がないため、木本来の温もりや香り、しっとりとした手触りをダイレクトに感じることができます。

ただし、無塗装のまま使用することには大きなリスクもあります。塗膜やオイルによる保護が一切ないため、わずかな水分でも吸い込みやすく、シミや変色、ひび割れが起こりやすくなるのです。また、汚れも木の内部まで浸透し、一度付いたら元に戻すのが難しくなります。

そのため、実際に住宅で無塗装のまま使われることはほとんどありません。施工時には、必ず何らかの仕上げ(特にオイルフィニッシュ)を施すのが一般的です。

無塗装フローリングにおすすめの仕上げ方法

プロとしてのおすすめは、施工後すぐに専用のオイルフィニッシュを施すことです。

オイル仕上げをすることで、木の内部に油分をしっかり浸透させながら、表面を自然な状態で保護できます。オイルが木の呼吸を妨げることはなく、しっとりとした美しい質感を長く楽しむことができます。

もし「ワックス仕上げ」にこだわりたい場合は、「オイル入りワックス」や「オイルワックス一体型製品」を選び、事前にオイル下地処理を行ったうえで慎重に塗布するのが理想です。

この方法なら、表面の滑らかさと内部の保湿を両立でき、無垢材の良さを損なわずに保護することが可能です。

無塗装の床に直接ワックスをかけるとどうなる?

ワックスに含まれる水分を木が吸い込み、表面がざらついたり、毛羽立ったり、仕上がりにムラが出る原因になります。

これは、無垢材がとても素直に水分を吸収する性質を持っているからです。本来なら滑らかだった木肌が、ザラザラと粗くなるのです。

また、一度毛羽立ってしまった木肌を元に戻すには、研磨や再仕上げなど手間のかかる作業が必要になります。

忙しい毎日でも床をピカピカに保ちたいなら、Narwalのロボット掃除機がおすすめですよ! 

Narwalのロボット掃除機は、ウレタン塗装の無垢フローリングを傷つけずに優しく掃除してくれるんだ。床の種類を自動で認識して、ちょうどいい水量でモップがけしてくれるから、濡らしすぎの心配なし。

Narwal Freo Z10が専用のフローリングケア液も使えるから、ワックスがけの手間も省けて、いつもキレイな床が続くんだ!

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無垢フローリングを長持ちさせるための手入れのコツ

無垢フローリングの上にくつろぐ猫。丁寧な手入れで床の艶を保ち、ペットにも優しい住環境を実現。

無垢フローリングの手入れは、ちょっとした秘密を知っていれば、誰でも簡単にできます。その秘密は、水から守る、優しく扱う、環境を整えるの3つ! 毎日の中で少し気をつけるだけで、木の温もりがずっと続くよ。さあ、どんなコツがあるか、具体的に見てみよう!

水や汚れから守ろう

無垢フローリングは、水に少しデリケートなところがあります。でも、神経質になりすぎなくても大丈夫。ジュースをこぼしたときは「しまった!」と思ったそのタイミングでサッと拭けばOK。

濡れたタオルを長時間置きっぱなしにしたり、傘を直に置くのは避けたほうが安心ですが、普段のお手入れで軽く水拭きを取り入れるのは問題ありません。キッチンや玄関にはマットを敷いて、水が床に直接つかないようにするとさらに安心。無理なく続けられるケアで、きれいな状態を長く保てますよ。

床を傷つけない工夫

木の床は、傷がつくとちょっと目立っちゃう。だから、家具の下にはフェルトのパッドを貼って、動かすときもスルッと滑るようにしてあげて。椅子をガタガタ動かすと小さなキズができるから、ゆっくり動かすか、クッションシートを敷くのもおすすめ。もしペットがいるなら、爪が床を引っかかないように、定期的に爪切りをしてあげるとGOOD!

部屋の空気を整える

無垢フローリングは、まるで生き物みたいに空気の湿気に敏感なんだ。夏のジメジメや冬のカラカラは、木が縮んだり膨らんだりする原因に。部屋の湿度は40~60%くらいがベスト! 加湿器や除湿機を使って、木が「気持ちいい」環境にしてあげよう。窓を開けて新鮮な空気を入れるのも、木の呼吸を助けてくれるよ。

時々チェックしてあげて

毎日忙しいと、床のことなんて忘れちゃうよね。でも、1ヶ月に1回くらい、床をじっくり見てみて。色が薄くなったり、ちょっとザラザラしてる部分はない? そんなときは、早めに対処すれば大事にならないよ。たとえば、乾燥してるなと思ったら、専用のケアオイルを塗るだけで、木がまたイキイキするんだ!

これらのコツを続ければ、君の家の無垢フローリングは、まるで新品みたいに長持ちするよ。小さな習慣で、木の美しさをずっと楽しもう!

無垢フローリングの手入れのNG例

無垢フローリングの手入れで、絶対にやってはいけないのは、木を傷める掃除、熱や光のダメージ、間違った道具の使用です。これをやってしまうと、せっかくのキレイな床が台無しに! 

でも、安心して。どんな行動がNGなのか、まるで友達に教えるみたいに分かりやすく説明します。気をつければ、木の床はいつまでもピカピカになります。

ゴシゴシ洗いや強い洗剤はダメ

無垢フローリングをバシャバシャ水で洗うのは、まるで木にお風呂をかけちゃうようなもの! 木は水を吸うと膨らんだり、色が変わっちゃうよ。たとえば、キッチンの油汚れを落とそうとして、強い洗剤や漂白剤を使うのも絶対NG。

木の表面が傷んで、ザラザラになっちゃうんだ。汚れが気になるときは、薄めた中性洗剤を少しだけ使って、すぐ乾いた布で拭くのが正解だよ。

熱いものや直射日光に気をつけて

熱いお鍋やアイロンを直接床に置いたら、木が「熱っ!」って焦げちゃうかも。無垢フローリン グは熱に弱いから、熱いものは必ず鍋敷きやマットの上に置いてね。

あと、窓からガンガン入る直射日光も木の天敵。長時間日光が当たると、色が薄くなったり、ヒビが入ったりするよ。カーテンやブラインドで光を調節して、木を優しく守ってあげよう。

硬いブラシやスポンジで擦らない

床をキレイにしようと、硬いブラシやタワシでゴリゴリ擦るのは、木にキズをつける大失敗! たとえば、砂やホコリが床に残ったまま硬い道具で掃除すると、細かい傷がたくさんできちゃうよ。

掃除には、柔らかいモップや布を使って、木を撫でるみたいに優しくしてね。もしガンコな汚れが落ちないときは、プロに相談するのが一番!

無垢フローリングを美しく保つためのアイテム

無垢フローリングの手入れには、適切なツールをご用意いただくことで、簡単にお手入れができます。柔らかいマイクロファイバークロス、フローリング用モップ、掃除機の専用ヘッド、家具用のフェルトパッドがあれば、木の美しさを傷つけずに長く保つことができます。これらのツールは、ホコリや汚れを優しく取り除き、床を輝かせてくれます。ぜひ、以下のおすすめツールをご覧ください!

柔らかいマイクロファイバークロス

無垢フローリングには、柔らかいマイクロファイバークロスが最適です。このクロスは、細かいホコリや汚れをしっかりと吸着しますので、軽く拭くだけで床がきれいになります。100円ショップやスーパーで手軽にご購入いただけます。洗って繰り返し使えるため、環境にもお財布にも優しいアイテムです。ぜひ、毎日のお手入れにご活用ください。

フローリング用モップ

広い床を掃除する際は、フローリング用のモップが大変便利です。硬いブラシではなく、マイクロファイバーやコットン素材の柔らかいモップヘッドをお選びください。木を傷つけずにホコリを絡め取り、快適にお掃除できます。週に1~2回、モップでサッと掃除することで、床がつるつるに輝きます。忙しい日でも簡単に使えるツールです。

専用ヘッドの掃除機

掃除機をご使用の際は、フローリング用の専用ヘッドをご用意ください。硬いブラシや強い吸引力は木に傷をつける可能性がありますが、柔らかいローラーやフェルトのヘッドなら、ホコリやペットの毛を吸い取りながら床を優しく守ります。週に1回、軽く掃除機をかけるだけで、床がきれいに保てます。

無垢フローリングを自動掃除するロボット。手入れを簡単にし、天然木の美しさと清潔感を保ちます。

フェルトパッド

家具の移動による床の傷を防ぐには、フェルトパッドが欠かせません。椅子の脚やテーブルの下に貼るだけで、滑らかに動かせて木を保護できます。ホームセンターやオンラインショップでさまざまなサイズが購入できますので、ご自宅の家具に合わせてお選びください。小さな工夫で、床を長く美しく保つことができます。

これらのツールをご活用いただくことで、無垢フローリングのお手入れがぐっと簡単になります。ぜひ毎日の習慣に取り入れて、木の温もりをいつまでもお楽しみください!

無垢のフローリングについてよくある質問

無垢フローリングは水拭きで大丈夫?

はい、フローリングは水拭きで大丈夫です。ただし、水分が多すぎると傷みの原因になるため、固く絞ったモップや自動で水量を調整できるロボット掃除機の使用がおすすめです。

無垢のフローリングに重曹は使えますか?

おすすめしません。重曹はアルカリ性で無垢材を傷めたり変色させる可能性があります。

無垢床にセスキは使えますか?

基本的には避けた方が安心です。セスキもアルカリ性のため、木の表面に影響を与えることがあります。

無垢フローリングの耐用年数は?

適切に手入れすれば30年以上使えます。定期的なメンテナンスでさらに長持ちします。

無垢フローリングの手入れで木と向き合う楽しさを感じ

無垢フローリングの手入れは、難しそうに思えて、実は木と向き合う楽しさそのものです。

ただ掃除するだけではなく、水を恐れず、乾燥を見逃さず、自然と寄り添う知恵を少しずつ積み重ねる──その積み重ねが、暮らしの時間を豊かに育ててくれます。

今日学んだ基本の手入れ、気をつけるべきポイント、そして日々のちょっとした習慣。これらを続けるだけで、無垢フローリングは年を重ねるごとに表情を深め、世界にひとつだけの「わが家の床」になっていきます。

もし、毎日のケアをもっと無理なく続けたいなら、最新のサポートも取り入れてみましょう。

Narwalのようなパートナーがいれば、手間をかけずに床を優しく守りながら、あなた自身の時間も大切にできるはずです。

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