賃貸の入居日にやること10選|順番付きチェックリストと当日の手続き完全ガイド【2026年版】

賃貸の入居日にやること10選|順番付きチェックリストと当日の手続き完全ガイド【2026年版】

賃貸の入居日にやることは、大きく分けると「入居前の準備(手続き・業者手配)」「当日の新居チェックと写真記録」「害虫対策・防災確認」「行政手続きとご近所挨拶」の 4 ブロックです。賃貸の場合、退去時のトラブルを防ぐには入居時の状態確認が決定的に重要なので、当日の動き方には決まった順番があるんです。

実は国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」でも、賃貸住宅のトラブルは消費生活センターに毎年 3〜4 万件寄せられており、そのうち敷金・原状回復関連が 3〜4 割を占めると公表されています。これを防ぐには「入居時に物件の状態を確認し、写真などの客観的証拠を残しておく」ことが対策の出発点になるんですよ。

このページでは、入居日前にやっておきたい準備と、入居日当日にやることを順番付きのチェックリスト形式でわかりやすくご紹介します。スムーズな入居のために、最初から最後までチェックしてみてくださいね。

入居日前にやることリスト|遅くとも 1〜2 週間前までに

入居日を迎える前にやっておくべき準備は、「引越し業者の手配」「ライフライン手続き」「入居後の住所変更手続きの予定確認」の 3 つです。どれも当日に持ち越すと新生活のスタートが滞るので、遅くとも入居 1〜2 週間前には着手するのが安心ですよ。

1. 引越し業者の手配と日程の調整

引越し業者の手配は、できれば入居日の 1〜2 ヶ月前には完了させておきましょう。3〜4 月の繁忙期は予約が取りづらく、価格も高騰します。直前に依頼すると希望日が確保できないリスクがあるので、早い段階で複数社の見積もりを取って決めるのが基本です。

引越し時間は、近隣住民への配慮として日中(9〜17 時)の時間帯を選ぶのがおすすめ。週末や祝日は搬入時のエレベーター混雑も増えるので、可能なら平日の方がスムーズになります。

2. ライフラインの手続き

電気・ガス・水道・インターネットの住所変更は、入居日の 1〜2 週間前までに申し込みを済ませましょう。これらの手続きは、オンラインで簡単に行える場合が多いので、事前に手続きを済ませておくと、引越し後すぐに生活が始められますよ。

特にインターネットは開通工事に時間がかかることがあるため、契約内容と工事日程を必ず確認してください。在宅ワークの方は、Wi-Fi が当日から使える状態になっているかどうかが、新生活の立ち上がりを左右します。ガスは開栓に立ち会いが必要なことが多いので、入居日当日の時間調整も忘れずに行いましょう。

3. 入居後 14 日以内の住所変更手続きを把握する

入居後に必要な手続きは、住民票の住所変更を含めて入居後 14 日以内が期限のものが多いんです。当日に焦らないよう、引越し前にリスト化しておきましょう。

  • 住民票の住所変更:引越し後 14 日以内に、市区町村役場で住所変更を行います。
  • マイナンバーカードの住所変更:住民票の手続きと同時に窓口で行えます。
  • 健康保険や年金の住所変更:健康保険証や年金手帳の住所変更を忘れずに。
  • 運転免許証の住所変更:警察署または運転免許センターで手続きします。
  • 銀行口座・クレジットカードの住所変更:オンラインで手続きできるところがほとんどです。
  • 郵便物の転送手続き:郵便局で旧住所宛ての郵便物を新住所に転送してもらう手続き(最長 1 年間有効)。

これらをまとめて行うことで、引越し後の生活がスムーズに始められますよ。

入居日当日にやること10選|順番付きチェックリスト

賃貸の入居前に壁の傷を記録するスマートフォンとメモ用紙の写真。検査内容が書かれています。

入居時の状態を写真で記録しておくことが、退去時のトラブル予防につながる

入居日当日のやることは、「朝〜午前:新居チェック・害虫対策」「午前〜昼:家具搬入と最低限の拭き掃除」「午後〜夕方:防災確認・手続き・ご近所挨拶」の流れで進めるのが理想的です。荷物が入る前のタイミングでないとできない作業(写真記録・害虫対策・くん煙剤)を最優先に置くのがコツなんですよ。

それでは、入居日のやることを 10 項目、順番に見ていきましょう。

1. 新居の設備をチェックする(朝一番)

新居に入ったら、まず確認しておきたいのが設備とインフラの状態です。水・電気・ガス・インターネットなど、普段何気なく使っているものこそ、問題があると生活に大きな支障が出てしまいます。

確認すべき項目は次の通りです。

  • 水道:蛇口をひねって水がスムーズに出るか、排水も問題ないか
  • 電気:すべての部屋の照明が点くか、コンセントに通電しているか
  • ガス:元栓を開けてコンロや給湯器が使えるか(開栓立会いが必要な場合あり)
  • エアコン・換気扇:冷暖房の動作、リモコン反応、異音の有無
  • インターネット:Wi-Fi や LAN ケーブルの接続が正常か
  • 水回り設備:トイレ・お風呂の給水と排水

何かトラブルがあれば、すぐに管理会社や大家さんに連絡してください。動かない設備の修繕は基本的に貸主の責任範囲ですが、入居後すぐに連絡しないと「自分の責任で壊した」と疑われる可能性もあるので、当日中に把握しておくのが安心ですよ。

2. 部屋の状態を写真・動画で記録する(賃貸で最重要)

賃貸物件の入居日に絶対に外せない作業が、家具を入れる前の状態を写真と動画で記録することなんです。これが退去時の原状回復トラブルを防ぐ最強の証拠になります。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」では、「入居時及び退去時に損耗・毀損の有無や状況をチェックするリストを作成し、当事者が立会いのうえ、十分に確認することが必要」と明記されています。さらに 2020 年 4 月の民法改正(民法 621 条)で、通常使用による損耗や経年変化は賃借人の原状回復義務から除外されることが法律上明確になりました。つまり「入居前からあった傷」を証明できれば、退去時に自分の負担にならない可能性が高くなるんですよ。

撮影しておきたい場所はこちらです。

  • 壁・床・天井:傷や汚れ、シミ、日焼けの状態
  • 建具まわり:ドア・窓・襖・障子の傷や開閉の状態
  • 水回り:浴室・キッチン・トイレ・洗面所の汚れや劣化
  • 設備:エアコン本体・コンセント・スイッチの状態
  • 収納内部:押入れ・クローゼット・下駄箱の傷や臭い

撮影日時が記録に残るスマートフォンで撮るのが一番手軽。傷を見つけたら、その箇所のクローズアップと、部屋全体での位置がわかる引きの写真の両方を撮っておくのがおすすめです。撮影した写真はクラウドストレージにバックアップして、退去時まで失わないように保管しておきましょう。

3. 害虫対策(くん煙剤は荷物搬入前が絶好のタイミング)

家具が入っていない入居初日は、害虫駆除の絶好のタイミングなんです。荷物を搬入してからではくん煙剤が部屋全体に行き渡らないので、必ずこのタイミングで実施してください。

くん煙タイプの殺虫剤を使えば、部屋全体に薬剤が行き渡り、ゴキブリやダニなどをまとめて退治できます。ただし、集合住宅では煙が隣室に漏れたり、火災報知器が反応する可能性があるため、使用前に換気口をふさぐ・報知器を一時停止するなど、事前準備をしておきましょう。

侵入経路を物理的にふさぐのも有効です。

  • エアコンの排水ホース:先端に防虫キャップをつけると、虫の侵入を防げます。100 円ショップでも手に入りますよ。
  • 配管まわりや排水口:キッチンやお風呂の排水口、壁のすき間は、パテや防虫テープでふさいでおくと安心。原状回復ができるタイプなら、賃貸でも使いやすいです。

4. カビを予防する

水まわりのカビ対策は、入居初日のうちに状態を確認しておくことが基本です。お風呂のタイルのすき間やゴムの部分、換気扇のまわりなど、湿気がたまりやすい場所を最初にチェックしておきましょう。

入居後の予防としては、毎日の換気水気のふき取りが基本になります。お風呂上がりに 30 分ほど換気扇を回す習慣をつけるだけでも、カビの発生は大きく抑えられますよ。なお、新居全体の本格的な掃除手順については 新居の掃除手順ガイド で順番別に整理されています。

5. 最低限の拭き掃除(写真記録の後・家具搬入の前)

写真記録と害虫対策が終わったら、家具を運び込む前にサッシ・ドアノブ・照明スイッチなど「人の手が触れる部分」の拭き掃除だけ済ませておきましょう。ハウスクリーニング済みで引き渡される物件が多いので、本格的な大掃除は不要なケースがほとんどなんです。

引越し時の旧居清掃と新居清掃を含めた全体の流れを把握したい方は、引越し時の掃除ガイド も参考になりますよ。

6. 家具・家電を搬入する(賃貸ならではの注意点)

家具や家電を運び入れるときは、賃貸物件特有の注意点を意識しておくのが大切です。とくに気をつけたいのは、搬入時に床や壁にできる傷。これは民法 621 条「故意・過失による損傷」に該当しうるため、退去時に自分の負担になる可能性があります。

具体的な対策はこちらです。

  • 養生テープで壁・廊下を保護:玄関や廊下に十分なスペースを確保し、壁や床にぶつけないよう養生テープで保護
  • 家具の脚にフェルトシール:家具の引きずり傷を防止
  • 家電の下に耐熱マット・滑り止めシート:振動・熱による床ダメージを防止

入居初日は段ボールや家具配置のために動線が複雑になりがちです。和室の敷居・玄関上がり框・プレイマットの縁など、思った以上に段差ができる場面で、ロボット掃除機が役立つこともあります。例えばNarwal Flow は本体高さ 95mm の薄型ボディと最大 4cm の段差越え機能を備えていて、入居直後の散乱した動線でも引っかからずに床掃除を進められます。日々の掃除を自動化しつつ、賃貸の床への負担も最小限に抑えられる選択肢として人気なんですよ。

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なお、賃貸でロボット掃除機を快適に使うための段差対策は、100均グッズで作る簡易スロープ も参考になります。

7. 防災対策と安全チェック

家具配置が落ち着いたら、防災・安全設備の動作確認を済ませましょう。賃貸物件でも、入居者が責任を持つべき範囲があります。

  • 消火器と非常用ライト:設置の有無、電池切れ・期限切れがないかを確認
  • 火災報知器とガス漏れ検知器:動作確認、必要に応じて電池交換(電池式の場合)
  • 鍵と施錠:玄関・窓のすべての施錠を確認、サムターン回しが心配なら追加対策も検討

特に女性の一人暮らしの場合、補助錠(ワンドアツーロック)窓のサッシ用ロックを後付けで設置するのも有効。賃貸でも、原状回復可能な貼り付け式の防犯グッズなら問題なく使えますよ。

8. 入居日のうちに済ませる手続き

役所の手続きは入居後 14 日以内が期限のものが多いですが、当日のうちに動ける時間があれば済ませてしまうのが理想です。引越し疲れが出る翌日以降は手続きを後回しにしがちなので、早めの行動がトラブル防止になります。

  • 住民票・マイナンバーの住所変更(市区町村役場)
  • 国民健康保険・年金の住所変更
  • 運転免許証の住所変更(警察署)

オンラインで完結する手続き(銀行・クレジットカード等)は、夜の落ち着いた時間にまとめてやるのがおすすめです。

9. ご近所への挨拶

引っ越し当日は、できるだけ早めに両隣と上下階の住人へ軽くご挨拶をしておくと安心です。大きな音や人の出入りがあるため、ひと声かけておくだけで印象がぐっと良くなりますよ。

挨拶の文例はシンプルに「本日引っ越してまいりました 〇〇です。しばらくの間、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします」といった一言で十分です。

タオルやお菓子など 500〜1,000 円程度の手土産を添えると、より丁寧な印象になります。最近では手土産なしでも問題ありませんが、長く快適に住みたいなら最初の関係づくりとして用意しておくと安心ですね。なお、不在の場合は無理に再訪問せず、簡単なメモを添えて手土産だけポストに入れるという方法もあります。

10. 鍵と契約書類の最終確認

入居日の最後に確認すべきは、契約書類と鍵の保管です。賃貸契約書、重要事項説明書、鍵の本数(合鍵を含む)、設備の取扱説明書、管理会社の連絡先メモなど、退去時まで必要になる書類はクリアファイルなどでまとめて保管しておきましょう。

鍵の本数が契約書に書かれた本数と合っているか、合鍵作成の許可範囲はどこまでか、退去時の鍵返却ルールはどうなっているかも、当日のうちに確認しておくと安心です。あわせて、賃貸契約書で次の項目もチェックしておきましょう。

  • 火災保険の加入確認:入居時に加入していることが多いが、保険会社・連絡先・補償範囲を把握
  • 退去時の通知期間:通常 1〜2 ヶ月前の通知が必要、契約書で確認
  • 更新料の有無と金額:2 年契約が多く、更新料の発生時期を把握

これで入居日のやることはひと通り完了ですよ。

賃貸の入居日でとくに気をつけたいポイント

新しい賃貸の入居前に整理された段ボール箱が並ぶ室内の風景です。

賃貸ならではの注意点を押さえることで、退去時のトラブルを未然に防げる

賃貸物件の入居日でとくに気をつけたいのは、「入居時の写真記録」「原状回復義務の範囲を理解する」「退去時の通知期間を把握しておく」の 3 点です。これらは民法と国交省ガイドラインに基づいた、退去時に損をしないための基本動作になります。

それぞれを具体的に押さえておきますね。

入居時の写真記録は退去時の最強の証拠

国交省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、入居時に物件の状態を確認し、確認リストを作成・保管することが、退去時トラブル防止の基本対策として挙げられています。

特に「入居前からあったキズ等についての客観的証拠として写真を撮影する」ことが推奨されており、これがあるかないかで退去時の費用負担が大きく変わるんです。撮影した写真は退去時まで失わないよう、クラウドストレージにバックアップしておきましょう。

原状回復義務の範囲を入居時に理解しておく

2020 年 4 月施行の改正民法 621 条では、「通常使用による損耗や経年変化は賃借人の原状回復義務から除外される」ことが明文化されました。つまり、家具の跡・壁紙の日焼け・畳の擦り切れなどは、原則として貸主負担になります。

一方で、賃借人の故意・過失による損傷(タバコの焼け焦げ、家具の引きずり傷、結露を放置したカビなど)は、賃借人負担です。入居時にこの境界を理解しておくと、毎日の暮らし方や家具の使い方が変わってきますよ。

退去通知の期間を契約書で確認しておく

賃貸契約には退去時の通知期間が定められており、通常は退去希望日の 1〜2 ヶ月前までに管理会社へ書面で連絡する必要があります。この期間を把握していないと、退去日と契約終了日にズレが生じて余分な家賃を支払うことになりかねません。

入居日のうちに契約書を読み込み、通知期間・違約金の有無・更新料の金額・原状回復に関する特約条項を確認しておくと、長く住む間も安心して暮らせますよ。

よくある質問

玄関に置かれた箱とノートは、賃貸の入居前の温かい歓迎を示しています。

ご近所への挨拶や手続きの準備も、入居日のうちに整えておくとその後がラクになる

Q1. 賃貸の入居日にやることの順番でいちばん重要なのは何ですか?

「家具を入れる前に部屋全体の写真と動画を撮ること」です。国交省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも入居時の状態確認が退去トラブル防止の基本対策として明記されており、消費生活センターには毎年 3〜4 万件の賃貸トラブル相談が寄せられているんです。写真記録は退去時に「入居前からあった傷」を証明する最強の証拠になります。

Q2. 入居日と入居前、それぞれにやることをどう分ければいいですか?

入居前(1〜2 週間前まで)は、引越し業者の手配・ライフライン手続き・住所変更の予定確認の 3 つが中心。入居日当日は、新居チェック→写真記録→害虫対策→拭き掃除→家具搬入→防災確認→挨拶→手続きの順で進めるのがおすすめです。当日の動きは「家具がない状態でしかできないこと」を朝のうちに済ませるのがコツになります。

Q3. 賃貸の住民票変更は、いつまでにすれば良いですか?

入居後 14 日以内が法律上の期限です。市区町村役場の窓口で手続きが必要で、マイナンバーカード・国民健康保険・年金などの住所変更も同じタイミングでまとめて済ませると効率的ですよ。期限を過ぎると 5 万円以下の過料(住民基本台帳法)の対象になる可能性があるため、忘れずに行いましょう。

Q4. 入居日のご近所挨拶は本当に必要ですか?

両隣と上下階の住人への挨拶は、長く住むうえで強く推奨されます。引越し当日は搬入の音や人の出入りで迷惑をかける可能性があるため、ひと声かけておくだけで印象が変わるんです。ただし最近は防犯上の理由で挨拶を省略するケースも増えており、特に女性の一人暮らしでは無理に行う必要はありません。気になる方は管理会社に確認するのも一つの方法です。

Q5. 入居時に撮影した写真は、いつまで保管しておくべきですか?

退去日までずっと保管が正解です。賃貸契約は 2 年単位の更新が多いですが、場合によっては 5〜10 年同じ物件に住むこともあるため、撮影した写真はクラウドストレージで長期保管しておきましょう。退去立会い時に貸主・管理会社側と認識のずれが生じたとき、入居日の写真があれば「入居前から存在した傷」と証明でき、原状回復費用の交渉に直接使えますよ。

まとめ|入居日のやることを順番に整えれば、新生活はスムーズに始まる

賃貸の入居日にやることは、「入居前準備」「当日の写真記録と新居チェック」「害虫対策と家具搬入」「手続きと挨拶」の 4 ブロックを順番にこなせば、抜け漏れなく進められます。とくに入居時の写真記録は、民法 621 条と国交省ガイドラインに基づいた退去トラブル予防の基本動作なので、忘れずに実行してくださいね。

賃貸物件は退去時に原状回復のトラブルが発生しやすいですが、入居日に正しい順番で動けば、ほとんどのリスクは予防できます。本記事のチェックリストを当日の手元に置きながら、抜け漏れなく進めてみてください。

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